Coolifyでデプロイしたアプリが、毎日決まったタイミングで勝手にExitedになる
そんな不可解な現象に直面しました。
最初は「Healthチェックを設定していないから止められてるのか?」と考え、設定まわりを調べてみましたが、これといった原因は見つからず。
しばらく試行錯誤した結果、ようやくたどり着いたのが、Coolifyの「Auto Update」設定でした。
これをOFFにしたところ、それ以降は一切Exitedにならず、アプリは安定稼働しています。
本記事では、この「Coolifyで毎日勝手にExitedになる問題」の調査過程と、解決に至ったポイントをまとめます。
同じように原因がわからず困っている方の助けになれば幸いです。
最初に疑ったのはHealthcheck:意味なし
Coolifyでは、アプリに対してHealthチェックを設定することで、起動監視や異常時のリカバリが可能になります。
今回のように、明確なクラッシュもログエラーもないのに「Exited」状態になるとなると、最初に疑ったのはこのHealthチェックの未設定でした。
そこでまずは、単純に「/
にアクセスして200が返ればOK」というHealthチェックを追加してみましたが、効果なし。
次に、Next.js側に専用のエンドポイントとして /api/health
を用意し、そこに対して200を返すようにしてみました。
しかしこれも改善にはつながらず、毎日同じようにExited状態になる現象は止まりませんでした。
一応、現在の設定は下記になっています。(せっかく作ったので、消すのはもったいないかなと思い残しています。)

真の原因は「Auto Update」だった:解決方法はOFFにするだけ
原因は意外なところにありました。
Coolifyの「Auto Update」機能がデフォルトでONになっており、毎日決まった時間に自動更新をトリガーしていたのです。
以下のような設定になっていました:
Auto Update Enabled
: ONAuto Update Frequency
:0 0 * * *
(毎日0時)
このスケジュールに従ってCoolifyが更新チェックを行い、その際にアプリを停止してしまっているようです。
設定をOFFに変更したところ、それ以降は一切停止せず、正常に稼働し続けています。
👉 対処法は以下の通り
- Coolifyのアプリ設定画面を開く
Auto Update Enabled
を OFFにする- 保存して再デプロイ(または再起動)

下記のようにチェックを外して、Savaをしてあげれば大丈夫です。

まとめ
毎日アプリが勝手にExitedになる。。。という現象は、パッと見ではアプリやDockerの問題に見えますが、CoolifyのAuto Update設定のような意外なところが原因になることもあります。
今回は、Auto UpdateをOFFにするだけで解決できましたが、根本原因に気づくまでにかなり時間を使いました。
Coolifyで同じような現象に困っている方がいたら、まずは「Auto Update」が有効になっていないかを確認してみることをおすすめします。