Base44 VS Lovable:初心者が選ぶならどっち?現役エンジニアが実体験から違いを徹底比較|バイブコーディング入門

Base44 VS Lovable:初心者が選ぶならどっち?現役エンジニアが実体験から違いを徹底比較|バイブコーディング入門
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ノーコードツールが次々に登場する中、「結局どれから始めればいいの?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。特に、Base44やLovableのように魅力的な選択肢があると、選びきれずに手が止まってしまうことも。

この記事では、現役エンジニアの視点から、コーディング未経験の方に向けて「Base44とLovable、どちらが初心者にとってやさしいか?」を徹底的に比較・解説します。実際に使ってみた経験をもとに、学びやすさ・つまずきやすいポイント・どのタイミングでステップアップすべきかなどを、実感ベースで整理していきます。

また、本記事は「バイブコーディング」という考え方。AIの力を借りて、ソースコードを意識せずにアプリをつくるという開発スタイルを前提にしています。コードの細部にとらわれすぎず、とにかく手を動かして試してみる。非エンジニアでも、アイデアをすばやく形にできるのが、今のノーコード開発の醍醐味です。

目次

結論:迷ったらBase44一択。Lovableはステップアップに最適!

ノーコードツールで迷ったら、まずはBase44から始めるのが正解です。理由はシンプルで、学習コストが非常に低く、すぐに“動くもの”が作れるから

Base44では、テンプレートを選んで項目を少し調整するだけで、30分以内にWEBアプリを公開することも可能
外部サービスとの連携は不要でデータベースやバックエンド関数、認証が使えるため面倒な作業は不要で、UI操作だけで一通りのアプリが形になります。Base44だけで完結して本格的なWEBアプリが作れるため、成功体験が早く得られるのが大きな魅力です。

一方で、LovableはSupabaseと組み合わせることで本領を発揮する中級者向けのツールです
つまり、Lovable単体では完結せず、別サービスであるSupabaseのアカウント作成・設定・監視も必要になります。料金体系も分かれるため、課金や管理の観点でも“2つのサービスをウォッチする”必要があるのが特徴です。

また、Lovableはもともとエンジニア向けの思想で作られている側面も強く、一部の操作や制約が非エンジニアには直感的に理解しづらい場面もあります

✔ バイブコーディングするなら Base44 が断然おすすめ!

フロントもバックエンドも すべてAIで構築
独自ドメインや認証も使えて、運用までスムーズ。
ノーコード時代の新定番、それがBase44です。

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Base44ってどんなツール?初心者にちょうどいい理由

ノーコードでアプリを作れるツールはたくさんありますが、Base44はその中でも“とにかく手が早い”のが特徴です。
面倒な設定や外部サービスとの連携なしに、認証・データベース・UI構築までが1つのサービス内で完結します。

✅ 外部サービスなしで完結!簡単にちゃんとしたWEBアプリを開発できる!

Base44は、外部サービスとの連携を前提としなくても、アプリに必要な基本機能がBase44に搭載されています。

  • データベース
  • バックエンド関数(ロジック処理)
  • 認証(ログイン・アクセス制御)

これらがすべてBase44の中だけで完結します。
設定もUIから直感的にできるので、SupabaseやFirebaseのような外部構成を組む必要がありません。

外部サービスとも“簡単に安全に”連携できる!

Base44の「Integrations」機能を使えば、さまざまな外部サービスと直感的に連携できます。
メール送信やCRMとの同期、AIモデルの活用など、本来バックエンド実装が必要な処理も、チャットで指示するだけで実現可能です。

最初に述べた通り、フロントにAPIキーなどのシークレット情報を持たせると、深刻なリスクが発生しますが、このIntegrationsをうまく使うことでこのリスクも解消することが可能です。

できることの例

  • ユーザー登録時に自動でメールを送る(Resend)
  • フォーム送信でSlackに通知
  • OpenAIやClaude、Geminiを使ってAI生成・要約処理
  • NotionやAirtableと接続してデータの同期・表示
  • TwilioでSMS送信GiphyでGIF表示

画像にあるもの以外も色々外部接続できるものは多そうです。

Base44が裏側でAPI処理を自動で構築してくれるので、コードを書く必要は一切ありません
多くのサービスではAPIキー(認証情報)の入力が必要ですが、Base44が秘密情報として安全に管理してくれます。

クレジットの仕組みがシンプルでわかりやすい!

たとえば、LovableのようにSupabaseと連携するサービスでは、DBやバックエンド関数を使う際にSupabase側の制限や仕様を理解する必要があります。
ですが、Supabaseは非エンジニアにとっては少しハードルが高く、設定や容量制限もわかりづらいです。

その点、Base44のクレジットシステムは非常にシンプル
DB操作・LLM実行・ファイルアップロードなど、Integration機能を1回使うごとに1Integrationクレジット消費するだけ。

「○GBまで使える」「月○回までリクエスト可能」などの複雑な制限がないため、直感的に使いやすいのが大きな魅力です。

✅ ソースコードがシンプルで見やすい!

Base44では、ブラウザ上でソースコードを確認する際に、package.jsonなどの余計なファイルが表示されません。
そのため、非エンジニアでもコード全体を把握しやすく、ちょっとした修正なら対応しやすいのが魅力です。

他のツールだとファイル構成が複雑で、どこを触ればいいのか迷うこともありますが、Base44なら構成がシンプルなので、学習コストも低め
少し勉強すれば、自分でカスタマイズできるようになる可能性も十分あります。

❗Integrationクレジットの上限が意外とシビア

BBase44では、**データベース操作やAIモデルの実行、ファイルアップロードなどに「Integrationクレジット」**が使われます。

  • Builderプラン($50/月):月1万クレジット
  • Proプラン($100/月):月2万クレジット
  • Eliteプラン($200/月):月5万クレジット

ぱっと見では十分に見えますが、アプリのユーザー数が増えると意外とすぐに使い切ってしまう可能性もあります。

一方、たとえばSupabaseをバックエンドに採用しているLovableのような構成では、以下のような仕様です(有料プランの場合):

  • データ転送:月250GBの転送量制限
  • バックエンド関数:月250万回まで利用可能(データ転送制限範囲内)
  • データベース:アクセス無制限(データ転送制限範囲内)

この「250万回」という数字は、Base44の1万クレジットと比べて約250倍
単純比較はできないにせよ、Base44のクレジット制はやや厳しめな印象を受けます。

ユーザー数が増えてきた場合には、なるべくIntegrationクレジットを消費しない設計にする工夫も必要になりそうです。

250GBのデータ転送でできること(目安)

処理内容1回の転送量の目安月間アクセス回数の目安(250GBで)
軽量なAPIレスポンス(JSONのみ、10KB)約10KB約2,500万回
テキスト中心のWebページ(100KB)約100KB約250万回
小さめの画像付きページ(500KB)約500KB約50万回
中~大サイズの画像付きページ(1MB)約1MB約25万回
動画ストリーミング(720pで1分=5MB程度)約5MB約50,000分(約833時間)視聴分

✅ 他にもメリットは色々あります!

ここで紹介したのは、Base44の魅力の一部にすぎません。
他にも便利な機能や工夫がたくさんありますので、気になる方はぜひ下記の記事をチェックしてみてください。

詳細記事では、メリットだけでなく注意点やデメリットも正直に紹介しています。
「自分に合うか不安」「ここが気になる」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

Base44でバイブコーディングするなら「Builderプラン」が最適!
本格的に開発したい方には、月額$50の「Builderプラン」がおすすめです。
筆者も実際に利用しており、以下の理由からこれ一択と感じています。
  • ✅ サーバー関数が使え、セキュアな処理が可能
  • ✅ 独自ドメインでのアプリ公開にも対応
  • ✅ GitHub連携でバージョン管理も簡単
  • ✅ クレジットも十分で開発を止めずに使える
バイブコーディング、Base44で始めよう!

Lovableってどんなツール?ステップアップにちょうどいい理由

Lovableは、Supabaseと組み合わせて使うことを前提としたノーコード/ローコードツールです。
単体で完結するBase44とは異なり、Lovableではデータベースや認証などの機能はSupabase側に任せる構成になります。

この「分かれている」設計こそが、Lovableの強みであり、弱みです。

❗Supabaseへの登録がほぼ必須。無料プランには限界あり

Lovableの土台はSupabaseなので、基本的にはSupabaseのアカウント登録が前提です。
データベースや認証、バックエンド関数など、アプリの中核はすべてSupabaseと連携して動いています

ただし、Supabaseの無料プランではプロジェクトは2つまで/ストレージ500MBまでという制限があり、
これは「たくさんのアプリを気軽に作って試したい」というバイブコーディング的な使い方と相性が悪いのが正直なところ。

つまり、月額25ドルの有料プランへの加入が、ほぼ必須になるケースが多いです。
また、今後Supabase側で料金体系や制限内容が変わってくると、Lovableでの開発にも直接影響が出る可能性がある点は注意が必要です。

アプリ開発を継続的に行っていくには、LovableとSupabaseの両方の仕様・価格をウォッチしていく必要があるという点が、ややネックに感じられるかもしれません。

❗Supabaseの制約が非エンジニアにはわかりづらい

LovableはSupabaseをベースに動作しているため、アプリの挙動や制限の多くがSupabaseの仕様に依存します。

たとえば:

  • 月間アクティブユーザー:10万人まで(超えると従量課金)
  • ストレージ:8GBまで(超えると1GBごとに課金)
  • ファイル容量、転送量、ログ保持期間…などなど

このように、開発や運用に関係する仕様が「数字×課金体系」で細かく決まっていて
それぞれ「どれくらい使ったら、どれくらいかかるのか?」というのが非エンジニアにはかなり見えづらいのが現実です。

特に、

  • 「MAU10万人」と言われても、どれくらいで到達するか想像しにくい
  • 「8GBストレージ」と言われても、どんな使い方だと超えるのかピンとこない
  • 従量課金の仕組みがいきなり発動して驚くこともある

といった“見えないコストリスク”が付きまといます。

「クレジット残高」だけを見ていれば安心、というわけではなく
開発の途中で「あれ、これってなんで動かないの?」「なんでお金が発生してるの?」と困惑することも。

Lovable自体は簡単に使えても、裏側にあるSupabaseの仕様をある程度理解しておかないと、不意打ちを食らう可能性があるというのは、正直に押さえておきたいポイントです。

✅ Supabaseとの接続が思ったより簡単!

とはいえ、Supabaseとの接続自体が難しいわけではありません。

Supabaseのアカウント登録こそ必要だけど、あとは画面の指示に従ってポチポチ進めるだけで接続が完了。
正直「なんか面倒そう…」とこれまで敬遠していたのがもったいなかったと思うくらい、拍子抜けするほど簡単でした。

Lovableが裏側の設定をうまく巻き取ってくれているおかげで、“Supabaseを使う”ということ自体に身構えなくていいのは大きな魅力だと感じました。

DBはもちろん、バックエンド関数や認証機能もLovableからAIにチャットすれば自動で作ってくれますし、裏側にSupabaseがいることはあまり意識せずに開発することが可能です!

✅ 移行はしやすいかも。React×Supabaseの構成なので使いまわせる!

生成されたアプリは、Reactで構成されたフロントエンドと、Supabaseのバックエンド

そのため、作ったアプリを他サービスに移したいときに柔軟ですし、自前でホスティングしたいといった要望にも対応しやすくなります。

また、SupabaseはPostgreSQLベースのDBサービスなので、一般的な技術スタックとの相性も良く、後々エンジニアが関わる際にも自然に引き継ぎできます。

✅ だからこそ、ステップアップには最適

Lovableは、AIを活用した開発に慣れてきて「コードも少しずつ理解できるようになった」「構成や設計を自分で調整したい」というタイミングにピッタリです。

  • Supabase側の構成を調整したい
  • より自由なデータ設計や連携をしたい
  • いずれ本番運用にも耐えうる構成にしておきたい

といった意識が出てきたら、Lovableは頼もしいツールになります。

もちろんLovableの魅力は、これだけではありません。
他にも便利な機能や工夫がたくさんありますので、気になる方はぜひ下記の記事をチェックしてみてください。

Lovableでバイブコーディングするなら「Proプラン」が最適!
本格的にWebアプリを作りたい方には、月額$25の「Proプラン」がおすすめです。
筆者も実際に利用しており、以下の理由から最初の一歩にぴったりと感じています。
  • ✅ Supabase連携でしっかりしたバックエンド構成
  • ✅ 独自ドメインでの公開も可能
  • ✅ GitHub連携でコードの管理も安心
  • ✅ クレジット量も十分で複数アプリ開発に対応
Supabaseと一緒に、Lovableでバイブコーディングを始めよう!

Base44とLovableの違いを表で整理!迷っている人のための比較ガイド

Base44とLovableで迷っている方のために、違いをわかりやすく表で整理しました。
機能の特徴や使い勝手、向いているユーザー層などを比較することで、自分に合ったツールを見つける参考になります。

クレジットとプラン比較:外部連携や継続開発を考えるなら要チェック

本格的な運用や外部サービスとの連携を見据えると、月額料金やクレジットの扱いも無視できないポイントになります。
ここでは、実際に使うであろう前提プランでのコスト感や制限を比較しました。

前提プラン:

  • Base44:Builderプラン($50/月)
  • Lovable:Proプラン($25/月)+Supabase Proプラン($25/月)
項目Base44($50/月)Lovable + Supabase(合計$50/月)
開発の利用制限Builderプラン以上なら、通常の開発に問題なしProプラン以上で、通常の開発に問題なし
外部連携の制約Integrationクレジットに上限あり。外部API多用時は注意Supabase課金済みであれば制約は少ない
クレジット管理のしやすさ単一サービスで完結。クレジット残量も見やすく把握しやすいLovable・Supabase両方の管理が必要。慣れないとやや煩雑
合計コスト感月額$50(Base44のみ)月額$50(Lovable+Supabase)

機能・仕様で違いを比較:Base44とLovableの基本機能早見表

それぞれのツールで何がどこまでできるのか、機能レベルでの違いも気になりますよね。
ここでは、データベース・認証・バックエンド・テンプレートなど、主要機能の比較を一覧にまとめました。

機能項目Base44Lovable
DB(データベース)Base44のDBを利用(内部完結)SupabaseのDBを利用
バックエンド関数Base44のバックエンド関数を利用(内部完結)SupabaseのEdge Functionsを利用
認証機能Base44の認証機能を利用(内部完結)Supabase Authを利用
テンプレート豊富にあり、すぐ使える豊富にあり、すぐ使える
GitHub/ソースエクスポートBuilderプラン以上で可能プランに関係なく可能
独自ドメインBuilderプラン以上で設定可能Proプラン以上で設定可能
外部サービス連携Integration機能で簡単で安全にSupabaseのEdge Functionsを利用

ユーザ視点比較:Base44とLovableのどっちが向いている?

学習コストや初期設定のしやすさ、運用管理のしやすさなど、「自分が使うならどっち?」という視点での比較です。
実際にどちらから始めるべきか、どんな人に向いているのかを明確にする参考になります。

項目Base44Lovable
完結性単体で完結。外部サービスなしで使えるSupabaseとの連携がほぼ必須
初期構築のしやすさBase44の登録だけで完了Supabase含めた設定が必要。やや複雑
学習コストとても低い。低い(Supabaseの最低限の知識)
管理・課金の分かりやすさクレジット制で明快。Base44だけ見ていればOKLovable+Supabaseの二重管理が必要
想定利用ユーザー非エンジニア/まず動かしたい人向け慣れてきた人/構成にも手を入れたい人向け
移行・拡張性Base44内で閉じており、移行には工夫が必要Supabaseと分離しているため、移行や拡張がしやすい

結論:まずはBase44で慣れるのがおすすめ!

AI開発にまだ慣れていないなら、まずはBase44から始めるのがベストです。理由はシンプルで、学習コストが圧倒的に低く、設定も直感的。非エンジニアでもUI操作だけで本格的なWEBアプリを動かすことができます。

Lovableは、Supabaseと組み合わせてより自由な構成を作りたい人や、将来的な運用・移行を意識する人には最適な選択肢。ただし、そのぶん「理解すべきこと」「管理すべき範囲」も広がるため、ある程度慣れてからのステップアップに向いています。

✔ バイブコーディングするなら Base44 が断然おすすめ!

フロントもバックエンドも すべてAIで構築
独自ドメインや認証も使えて、運用までスムーズ。
ノーコード時代の新定番、それがBase44です。

本気で開発するなら、Builderプラン(月額$50)がベスト!

▶ Base44をはじめてみる

慣れてきたらLovableを検討してもOK!

一方、LovableはSupabaseと組み合わせることで自由度が増し、構成やセキュリティ、運用面まで見据えたアプリ開発が可能になります。ただし、そのぶん「理解すべきこと」「管理すべき範囲」も広がるため、ある程度慣れてからのステップアップに向いています

まとめ:まずはバイブコーディングでアプリを作ってみよう!

迷ったら、まずはBase44で「とりあえず動くもの」を作ってみましょう。考えすぎず、感覚と勢いで手を動かす。
それがバイブコーディングの第一歩です。

ノーコードツールに正解はありませんが、スタート地点としては「Base44」が圧倒的におすすめです。学習コストが低く、すぐに動くものが作れるので、非エンジニアでも迷わず第一歩が踏み出せます。

それぞれの詳しい特徴や使い方、気になるデメリットについては、以下の詳細記事にまとめています。気になる方はぜひチェックしてみてください👇

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この記事を書いた人

情報セキュリティを勉強するために始めたブログです。
新人のため、広い心を持って見ていただけると嬉しく思います。
楽しくプログラミングを勉強するために、「Teech Lab.」もありますので、ソフトウェア開発にも興味があればぜひ覗いて見てください!

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